イールドカーブ・コントロールとは?

日銀は2016年9月の会合で、「イールドカーブ・コントロール(YCC)」を導入すると発表した。 

 

イールドカーブコントロールとは、イールドカーブをコントロールすることで長短金利の調整を行う、金融緩和の方法だと日銀は主張している。 

 

長短金利の調整って、それって金融緩和なのか?と思うけど、そう主張している。 

 

日銀は、菅直人民主党政権の2010年末から、国債やETF(日本株)を間接的に買い上げる金融緩和をずっと行ってきた。 

 

さらに2012年末の安倍政権誕生後には、新たにデフレ脱却、2%のインフレ率を目標として、菅直人政権の何倍もの金融緩和策をとってきた。 

 

しかしそれから4年経っても、株価だけ上がって、2%のインフレ率は達成できなかった。 

 

そうしてドンドン国債を買い上げていった結果、買い上げる対象の国債のほとんどを買い上げて、とうとう打つ手がなくなってきたらしい。 

 

そこで出してきたのが、新しい金利コントロール法の「イールドカーブ・コントロール」と言うものだ。 

 

では、イールドカーブとはなにか。 

 

イールドカーブとは、「利回り曲線」と訳されるが、金利と残存期間をグラフで表したときの曲線のことだ。 

 

縦軸に金利(債権利回り)をとり、横軸に債券の満期日までの月数をとる。 

 

もっと具体的に言うと、

  • 1年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 2年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 3年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 4年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 5年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 6年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 7年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 8年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 9年後に満期になる国債(債券)の金利
  • 10年後に満期になる国債(債券)の金利

と言う風に並べて折れ線グラフにしたのが、イールドカーブだ。 


イールドカーブは基本的に右肩上がりになる。 

 

しかし日銀が国債のほとんどを買い上げるような大規模な金融緩和を行った結果、このイールドカーブがフラット化したのだという。 

 

要するに、2年物国債も、5年物国債も、10年物国債も、ほとんど同じ値段になってしまったってことらしい。 

 

通常、満期日が遠い債券は、利回り分を差し引いた値段で売買されるので、こういうことは起こらない。 

 

年利1%の100万円の債券なら、1年後に満期が来る債券は99万円で売買されるし、2年後に満期が来る債券は98万円で売買される。 

 

ところが日銀が国債を全部99.9万円で買い上げてしまっているので、来年満期を迎える国債も、5年後に満期を迎える国債も、利子率がほとんどゼロになってしまった。 

 

その結果、何が起こったかというと、今まで債券で資金運用していた地方銀行や損保会社などの収益が悪化した。 

 

安全な運用方法として、長年国債を利用していたのに、それができなくなったため、収入が減った。 

 

仕方が無いので、アメリカやヨーロッパの債券を買ったら、金利が上がってしまい、債券が安くなって損までしてしまった。 

 

その結果が、以前に書いたマイナス金利で、地銀は18%減益ってことらしい。 

 

そのため、日銀はイールドカーブのフラット化を解消して、イールドカーブを立てる(スティープ化)のだという。 

 

具体的には、満期日が近い国債は高値で買って、満期日が遠い国債は高値では買わないと言うことらしい。 

 

何でもかんでも買い入れていた日銀が、買わないと言いだしてるんだから、これって金融緩和じゃないよねえ、、、。 

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