100円未満の株の値動き ブロードメディア
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低位株の値動きを見る。
次は100円未満の株の値動き。
60円とか80円くらいの株というのは、どういう値動きをするのか。
この価格帯の銘柄というと、ほとんどが「かつてはもっと注目されてたが、落ちぶれた」という感じの企業が多い。
実際、5年前や10年前は、300円前後で推移するような銘柄だったのだが、黒字と赤字を行ったり来たりで、配当も出せないので株価も100円以下に落ちたという感じ。
この当たりの株価の銘柄は、基本的に無配で配当が出ない。
配当が出る銘柄だと、年度末には配当狙いで買いが入り、ジワジワと上がって行くものだが、無配銘柄にはそういう動きはない。
また、地合いが悪くなると売られるが、地合いが良くても買われない。
こういう風に「買う理由」がほとんど無いため、ジワジワと右肩下がりで株価が下がっていく。
こんな感じ↓
低位株の値動き 日足チャート(4347 ブロードメディア)
配信技術に強みを持つコンテンツ事業者。 BS放送や教育事業も。 クラウドゲーム事業育成中
100円に満たない株価の銘柄は、世間的にはほとんど知られていない中小企業がほとんどだ。
ただ世間的にはほとんど知られていない企業でも、低位株トレーダーには名前が知られている銘柄も多い。
というのもこの手の銘柄は、思惑相場を作るからだ。
毎年、赤字と黒字を行ったり来たりしている様な銘柄は、一発大きな材料があると、株価が大きく噴き上がる。
たとえば上に日足チャートを載せたブロードメディアも、思惑で何度も株価が大きく噴き上がっている。
この会社は映像制作の会社で、釣り番組の制作や、自主制作映画、映画の吹き替えなどを手がける企業だ。
そのため、ネット配信ビジネスに参画して、Gクラスタという、クラウドゲーム配信を始めるというIRが出た時には、大いに盛り上げって株価も高騰した。
100円台前半だった株価が、500円を超えるところまで上がったので、4倍くらいになったこともある。
低位株の値動き 10年チャート(4347 ブロードメディア)
最近は、子会社の決算に怪しいところがあると言うことで、100円を大きく割り込んでいるが、この悪材料を織り込んだ後に好材料があれば、また大きく噴き上がる可能性もある。
また、東京オリンピック関連で、映像制作ビジネスも盛り上がりそうだしね。