ボックス圏・レンジ相場は難しい
更新日:
株価の値動きには、大きく分けて3つしかない。
それは
- 上昇トレンド
- 下落トレンド
- レンジ相場(ボックス圏)
の三つだか。
上昇トレンドというのは、次第に高値が切り上がっていく相場で、右肩上がりのトレンドだ。
下落トレンドというのは、逆に値が下がっていく相場で、右肩下がりのトレンドだ。
こうしたトレンドがハッキリしている銘柄は、分かりやすいので問題は無い。
上昇トレンドなら、押し目を狙って買いを入れれば良いし、下落トレンドなら、利確なり損切りするか、カラ売りヘッジすれば良い。
ところが実は、分かりやすいハズの値動きなのに、損ばかりすることがある。
上昇トレンドだと思って買ったら下がるし、下降トレンドだと思って売ったら上がる。
トレンドに乗っているつもりなのに、逆に動いてしまう。
こういう時は、実はトレンドを読み間違えている事が多い。
実際は大きなボックス圏・レンジ相場にハマっているのに、上か下のトレンドだと読み間違えるのだ。
レンジ相場になっている時は、レンジの底に当たると上がり始めるし、レンジの天井に当たると下がり始める。
こういう場合、上昇トレンドだと思って買ったら、すぐにレンジの天井に当たって下がり始める。
下落トレンドだと思って売ったら、すぐにレンジの底に当たって上がり始める。
そのため、自分が読んだトレンドとは、逆の方向に動いて「あれ?おかしいな?」と、うろたえることになる。
トレンドがハッキリしている5分足チャートの例
レンジがハッキリしている場合は、レンジを上抜けるのにかなりのエネルギーが必要だ。
レンジの天井に近付くにつれて、前回の天井で高値づかみした人が塩漬け株を売りに出してくる。
レンジの底で買った人も、そろそろ利確タイミングかと思って株を売り出してくる。
そのため、この売り以上の強い大きな買いが続かない限りは、上抜けられないのだ。
となると、レンジ相場では、逆張りが有効だと言うことになる。
つまり、下がったら買う、上がったら売る、と言うことだね。
たとえば下落トレンドが続いた後に、ナンピン買い下がりをして反転を待つというような。
ただしこれは資金力がある人でないと難しいから、個人の零細トレーダーには向いてないかも知れない。
デイトレだったらなおさら難しいだろうね。