テンバーガー株とは?
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テンバーガーとは、株価が10倍になった銘柄のことだ。
ハンバーガーで、ハンバーグが2倍になるとダブルバーガー、3倍になるとトリプルバーガーなので、10倍になった株のことをテンバーガーという風に呼ぶらしい。
低位株・ボロ株の魅力は、何倍にもなる株があると言うことだが、テンバーガーというのは、その極みだ。
もちろん、株価が2倍3倍になる株は、毎年何十銘柄もある。
というのもストップ高が3日も続けば、株価は2倍くらいになるので、これをつかめば、儲かる。
ジャンルとしては、バイオ関連株や、ゲーム関連株が急騰しやすい。
こういう銘柄は、新しい薬やゲームがリリースされると、急激に株価が上がってそれが続くことが多い。
さらにたった1ヶ月で10倍になるような場合だってある。
たとえば情報通信分野の4777ガーラという銘柄は、2014年12月後半に8日連続でストップ高を記録し、年が明けごには、15倍まで上がるという凄い動きを見せた。
この企業は赤字会社で、200円前後をウロウロする株だったが、子会社の手がけたスマホゲームが、149カ国に配信され、それが好評だというニュースが伝わり、3,000円まで上昇。
私も200円の時に持っていたが、400円を超えたところでストップ高張り付きが崩れ、そこでウッカリ手放してしまったため、テンバーガー達成には至らなかったが、初めてテンバーガー銘柄の動きを体験した。
テンバーガーの日足チャート(4777ガーラ)
ということで、テンバーガー株の株価の推移を見てみよう。
テンバーガー銘柄の値動き ある日突然、売り板が激減する
テンバーガー株は、どういう風に上がるのか。
2014年12月下旬に始まった4777ガーラの時系列データを使って、ちょっと考えてみることにする。
因みにガーラという企業は、欧米向けPCオンラインゲームが中核事業で、要するに、英語版のゲームの企業。
2014年秋にはスマホのアプリ開発のために、韓国に子会社を設立したりしており、スマホゲーム(英語版)を、iPhoneやAndroid携帯向けにリリース。
12月下旬には世界147カ国でダウンロードされ始め、世界各国でダウンロードランキングに載り、徐々に注目を集め始めた。
テンバーガー株 株価の推移(4777ガーラの例)
12月の初めからのガーラの株価の推移を示すと、こうなる。
年が明けた2015年の1月も株価が上がり始め、とうとう株価10倍、テンバーガーを達成する。
ガーラの株価の推移を体験してビックリしたのが、ある日突然、売り板が激減してしまうことだ。
低位ではもの凄い売買があり、株価が2倍になったときも、相当の揉み合いとアップダウンがあった。
この表で言うと、12月24日には130,424個の出来高があったが、翌日の12月25日には、売り板が消え、出来高も8,704個に急減。
翌日の26日には1,690個、翌週の月曜日29日には、たったの816個しか売りが出なくなって、連続ストップ高が続いた。
これがつまり「売り枯れ」という現象で、この銘柄の株価はもっとはるか上だと、参加者が思い始めたと言うことらしい。
つまりある日突然、売り板が極端に少なくなって、大引けまで売買が成立しなくなるのが、テンバーガー株の特徴だって事らしいね。
それにしても、ビックリした。