ストップ高銘柄は、どれくらい上がるのか?
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低位株狙い・低位株売買の魅力には、大きく分けて2通りあると思う。
一つは、低位株は安いので、少ない資金で株を買うことができるので、3万円とか5万円という小さな資金でも、株投資をすることができるというところ。
もう一つは、低位株に分類される銘柄には、ストップ高になる銘柄が含まれていて、ストップ高狙いにはピッタリだと言うこと。
ストップ高というのは、一日の値幅制限ギリギリまで上がる株で、たとえば200円の株が250円になるというように、株価が大幅に上がって儲けることができるわけだ。
では、ストップ高銘柄は、どれくらい上がるモノなのか?ちょっと調べてみると、3日で1.5倍、7日で2倍くらいになるらしい。
たとえば次の銘柄のケースは、3日連続でストップ高になったケース。
株価急上昇・3日連続でストップ高の日足チャート例
この日足チャートでは、170円くらいで売買されていた株が、ストップ高をつけて3日後にピークを迎えている。
ストップ高初日の終値が230円で、3日目が380円ちょっとなので、約1.6倍になっていることがわかる。
残念ながら4日目は、信用取引制限がかかって、大陰線をつけて大幅下落になっているが、ストップ高初日に200円前後で買い付けておれば、4日目に300円で売っても5割の利益になる。
もちろんストップ高銘柄を買い付けても、翌日マイナスになるケースは35%くらいあるので、上がり続ければ5割くらい儲かるという話だが。
まあでも、大幅上昇が3日くらいつづくのもよくある。
3日で1.5倍、7日で約2倍
ストップ高銘柄は、どれくらい上がるのか。
ストップ高をつけた翌日に、株価が上がる割合は、約65%位だと言われている。
つまり35%くらいは値下がりしてしまうんやね。
しかしストップ高をつけた銘柄は、また上がり始めることも多いので、含み損がないなら、持ち続けるのもいいかもしれない。
そうやってしばらく持ち続けた例の日足チャートを見てみる。
ストップ高銘柄・揉み合いながら上昇するパターン
この日足チャートは、ストップ高の翌日にマイナスになったが、翌日からまた再上昇が始まったパターン。
この場合は、ストップ高初日を1日目として、7日目にピークを迎えている。
株価はストップ高初日の終値が約180円で、6日目の終値が380円になっているので、株価は約2.1倍になっている。
7日目には、貸株・新規売り停止という信用取引制限が出たため、株価が一旦上昇したあと、大幅下落が始まってしまった。
初日に180円で買って、7日目に350円で売却しても、約1.9倍だから、ほぼ2倍になった計算になる。
十日足らずで、株価が2倍になるなら、こんな楽しいことはないね。
しかし2倍以上は、なかなか望めないのが、短期売買の悲しいところだ。
5倍くらいになる株もあるが、それまで株価が上がるには、4ヶ月くらいかかる。
これはSIMロックフリーの話題で人気が出た、格安スマホの日本通信という株の週足チャートだ。
株価が5倍になった例(週足・18週間)
この株は、250円前後をウロウロしていた株だが、携帯電話のSIMロック解除という材料が何度も話題になり、いつのまにかなんと1250円まで上がっていた。
250円で買い付けておれば、なんと5倍にもなったことになる。
これはまさに大相場だね。
好材料がきちんとあって、売買代金が増えていくと、こういう風に大相場になる。
逆に同じ低位株でも、売買代金が徐々に増えていかない場合は、ストップ高の翌日にもうマイナスになる。