地合いが悪い日は、ノンビリ始めれば良い
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株は、好きな時間にやれば良い。
デイトレ中心で株式投資をすれば、ポジションを持ち越さないので、やりたいときにやることができる。
巷に溢れているデイトレ本には、朝の9時から10時までが勝負!なんて書いてあったりする。
しかし個人投資家がデイトレで確実に儲けるなら、この時間帯は避けた方が無難だ。
というのもこの時間帯は、売り買いのどちらが優勢なのか、中々分かりにくい。
買い上がっている大口が居るのか、それとも利確したい売り手がたくさん居るのか、そのバランスが分からない。
株価というのは結局、売買の需給バランスによって決まるので、売りと買いのどちらが優勢なのか見極めない状態でエントリーするのは、バクチでしかない。
個人デイトレーダーは、需給バランスがハッキリしたところで動いても、決して遅くない。
大口やファンドらしき買いがある銘柄なら、どこかで必ずまた買い上がってくるはずだから、うまく押し目を狙えば、そこそこの値幅も狙えるしね。
そして市場全体の地合いが悪いときは、休めるのもデイトレの良いところだ。
保有株や建玉のポジションを持っていると、地合いが悪いときは対処に追われるが、デイトレーダーの場合は、何もしなくても良いしね。
地合いが悪いときは、様子見できるのが、デイトレの良いところだ。
ニューヨーク株が暴落していたり、ドル円が急落して大きく円高になったりすると、日本株は大きく下がりやすい。
こういう地合いの時は、値上がりしている銘柄数も少ないし、株価が上がってもすぐに買いの勢いが衰える。
なので地合いが悪いときは、無理にエントリーしない方が無難だ。
そして有望銘柄・人気銘柄の場合は、リバウンドを狙うと言うこともできる。
日足チャートで株価が右肩上がりの場合、買いたい人が多いので、地合いが悪いときも買いが入ることが多い。
なので株価が下がって切り返し始めたところでエントリーすれば、大きな利幅も狙える。
次のチャートは、地合いが悪くてジリジリと売られたが、途中で切り返してきたチャートだ。
デイトレ リバウンドが狙える5分足チャートの例
上のチャートでは、10時前まではダラダラと売りが続いて50円安まで下がったが、10時25分くらいから買いが優勢になり始めて、そのあとは右肩上がりになっている。
下げ幅は5%くらいだが、1,100円の大台を割った後、1075円あたりで底を打って、そこからまた1,100円の節目に向かって買いが入っている。
こういう場合、プラ転目前でまた失速して下がることも多いが、たいてい大台くらいまでは株価が切り返すことが多い。
結果的には、後場にはプラ転しているが、プラ転しなくても利幅が取れるので、デイトレ的には勝利だ。
地合いが悪いときは、こういう動きをする銘柄も多いので、ノンビリ起きて様子を見ながら買いに入っても、十分だね。